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2016.05.12

アメリカ矯正歯科学会に参加しました

今年のアメリカ矯正歯科学会(AAO)は、フロリダ州オーランドで4/29から5/3の日程で開催されました。世界でも一二を争う大きな矯正歯科学会で、
世界中から矯正医が集まり、最新トピックや治療方法の講演や材料、機材の展示がおこなわれます。
昨年参加したインビザライン ヨーロッパサミットのスペイン バルセロナも遠かったですが、今回のオーランドも日本からですと遠いですね。
成田から日本航空でシカゴまで12時間、そこからアメリカン航空でオーランドまで3時間です。時差もあるので少々疲れました。
その点、アジアの学会は時差もほとんど感じませんし、10時間以上飛行機に乗ることもありませんから、とても楽です。

アメリカ矯正歯科学会に参加しました1

オーランドのOrange County Convention Centerという国際会議場で開かれた学会ですが、立派で大きな会場でした。
会場に行くときに乗ったUberのドライバーが「大きくてキレイなところでしょう?」と自慢げに話していたことが印象に残っています。

アメリカ矯正歯科学会に参加しました2

矯正歯科治療の世界もデジタル化が進んでおり、光学3Dスキャナがたくさん展示してありました。
光学3Dスキャナはスティック状のカメラを口の中に入れて、歯や歯肉の3次元形状をコンピュータがデジタルデータに直接変換します。
そのため、いままで粘土のようなもので歯の型を取り、それに合わせていろいろな矯正装置を作っていた作業そのものがなくなりつつあります。
中間の作業がなくなるので、スピーディーかつエラーが減り、患者さんの負担が少なくなります。
当院がインビザラインシステム用に導入している光学3Dスキャナのセレックオルソも多数展示してありました。

アメリカ矯正歯科学会に参加しました3

会場には会員が発表する部屋が多数あり、それぞれのテーマに沿った発表がおこなわれていました。
その中でも、アライナー矯正(インビザラインシステムなど)や加速矯正の話題が盛り上がっていました。
加速矯正は、振動を利用したアクセルデント(AcceleDent)、近赤外線を使用したオーソパルス(OrthoPulse)がメジャーで、
どちらもアメリカ食品医薬品局(FDA)から認可されている装置です。
加速矯正装置を使用すると、矯正治療の期間を最大で半分程度まで短くすることができるそうです。
残念ながら日本にはまだ、正式には入ってきていません。

科学会に参加しました4

 

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